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足の痛み

以下のような症状・病気にお悩みの方はご相談ください

症状

  • 足の痛み
  • 足がはれている
  • 痛くて歩けないい

病気とけが

足底筋膜炎、外反母趾、踵骨骨折、中足骨骨折、アキレス腱周囲炎、痛風、偽痛風

主な疾患と外傷

1)足底筋膜炎

 足裏にある足底筋が付着する踵で炎症を起こして、踵をつく時に痛みが生じる病気です。
長時間立位、ロードランナーや長距離歩行の方に多い傾向があります。
 症状は、踵の部分の痛み,痛みによる歩行障害です。
 診断は、踵の内側前方に圧痛をみる診察とレントゲン検査で踵に骨のとげを確認します。
 治療は、踵で受ける体重の負担を減らし、土踏まず部で体重を受けれるように、土踏まずの中敷きが大きいジョギング靴を履くことを勧めています。加えて、減量、内服薬、外用薬、足底筋膜のストレッチなどのリハビリテーションを行います。

2)外反母趾

 足の母趾の付け根の関節が第2趾の方にくの字に変形し痛みが生じる女性に多い病気です。
原因は、先が細くヒールが高い靴をはくことに加え、肥満と足底の筋力低下、扁平足なども影響するとされています。
 症状は、外見上、足の母趾が外反した変形が特徴的で、靴を履いたときの痛み、扁平足、第2趾のたこなどがあります。
 診断は、いたもの部位をみる診察とレントゲン検査で母趾の外反を確認っします。
 治療は、足の縦と横のアーチができるように、足底インソールを靴底に敷きます。
靴は、母趾のつけ根がフィットして、先はゆったりとしたものにします。加えて、内服薬、外用薬、リハビリテーションを行います。
外反母趾体操(足指のすべてを開くような運動、両足の母指にゴムをかけて足先を開く体操など)や母趾と人差指の間にはさむ装具も有効です。
痛みが改善しない場合は手術を要することがあります。

3)踵骨骨折

 かかとの骨が骨折してつぶれるけがです。 原因は、多くが高所からの転落や階段を踏み外すことで生じます。

 症状は、踵の痛みとはれで、痛みのため歩行困難です。

 診断は、痛みの部位をみる診察とレントゲン検査で行います。 詳細な検査として、CTを行うことがあります。

 治療は、骨折のずれがある場合は整復してギプス固定を行います。 ギプス固定後は、足をつかないように松葉杖で歩行訓練などのリハビリテーションを行います。 骨折部をアイシングし、内服薬,外用薬の使用も有効です。 ずれが矯正されない場合や痛みや扁平足変形が残存し、歩行障害が生じるときは、手術を要することがあります。

4)中足骨骨折

 足の甲の骨の骨折で、足をひねって受傷します。
多くが、小趾側の第5中足骨基部骨折です。
 症状は、骨折部のはれ、痛み、痛みによる歩行障害です。
 診断は、痛みの部位をみる診察とレントゲン検査で行います。
 治療は、多くが骨折部のずれが少ないため、ギプスで固定による安静と、足をつかないように松葉杖で歩行訓練などのリハビリテーションを行います。
骨折部をアイシングし、内服薬,外用薬も有効です。
骨折部のずれが大きい場合は手術を要することがあります。

5)アキレス腱周囲炎

アキレス腱や腱周囲膜の炎症が生じて、運動時や歩行時にアキレス腱周囲の痛みが生じる病気です。
原因は、走ったりジャンプしたりするスポーツなどを繰り返し行うことで生じることが多いです。
症状は、アキレス腱の踵への付着部から2~5cm上に、痛み、熱っぽさ、はれ、しこりがあります。
治療は、歩くことや立っていることを減らす安静で、ランニングは避ける必要があります。ヒールの高い靴を履くことも痛みを和らげる一つの方法です。加えて、内服薬,外用薬、ふくらはぎの筋力アップやストレッチなどのリハビリテーションを行います。

6)痛風

 血液中内の尿酸値が高くなり(高尿酸血症)、尿酸の結晶が足の母趾の付け根や膝関節や足関節にたまり,炎症を起こして赤く腫れて痛くなる病気です。
高尿酸血症だけでは無症状で、関節に炎症が生じて初めて痛みが起こります。
この尿酸発作は尿酸が高いままでは何度も起こります。
また、長期間高尿酸血症でいると、尿路結石ができ、腎機能が悪化することや肘がしらに痛風結節というしこりができることもあります。
男性に多く、原因は、腎臓から尿酸を排出する機能が低下していることや暴飲暴食、アルコール摂取、肥満、ストレス、睡眠不足、激しい運動などが原因と考えられています。
 症状は、母趾などの痛み、はれ、発赤、熱っぽさと歩行障害です。
 診断は、痛み、はれ、発赤をみる診察とレントゲン検査で行います。
また、採血で発作時の血中の尿酸高値で確認します。
膝関節などの関節液から尿酸結晶を証明する方法も有用です。
 治療は、尿酸値をコントロールする薬の長期間服用と発作時にはアイシング、消炎鎮痛剤と外用薬、食事療法が有効です。
食物中やアルコールのプリン体が体内で代謝されて尿酸ができますので、発作の予防は、プリン体を形成しにくい食事メニューなどの生活習慣改善、禁酒、定期的な血液検査をお勧め致します。
痛風発作が起こらないからといって、薬を勝手にやめると発作を何度も起こす方が多いです。

7)偽痛風

 偽痛風は、ピロリン酸カルシウム結晶が関節内にたまって関節炎を起こす病気です。
痛風に似た関節炎なので偽痛風といいます。
 症状は、高齢者の膝関節(半数以上)、肩関節、足関節、手関節に強い痛み、発熱、はれ、発赤、運動時痛があります。
 診断は、痛み、発熱、はれをみる診察とレントゲン検査で関節内に石灰を認めることが多く、関節穿刺液でピロリン酸カルシウム結晶を認めると確定的です。
化膿性関節炎や痛風を血液検査や関節液検査などで除外する必要があります。
 治療は、安静、アイシング、内服薬、外用薬、ステロイドの関節内注射、リハビリテーションを行います。

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